356のメンバーMさん、最近、ミッションの入りがすごく悪くて・・・と仲間に相談がありました。おそらくエンジンマウントのトラブル?
とうとうミッションが入らなくなった、というわけでガレージに積車で搬入。H25年10月。
4輪ホイールシリンダーインナーキット交換、シュー張り替え、ドラム研磨、マスターシリンダーも滲み漏れあるので中古良品と交換。とここまでは順調。
ここのガレージは自分で動くのが基本。経験者がフォローしながら整備技術も習得していくのが目的。オーナーMさんがマスターシリンダーを取り付けているときに今回最大の不幸が起こりました。その写真が左の写真。わかりづらいですが、マスターシリンダーからボディ下部センターを抜けてリアに行くブレーキパイプがポッキリと折れてます。
走行中の出来事でないのは良かったですが修復はパイプ交換。エンジンを降ろしての作業が基本となります。
というわけで、この際エンジンも降ろしてOHすることになりました。
ピストン、シリンダーはキズ無くきれいなので再利用、クランクはいつも通りOHに。
蓄積したゴミ、ほこり、カーボンをきれいに落とし、交換できるシールなどは交換。
クラッチ側も分解清掃、オイルポンプも分解清掃パッキン交換。
つづく
せっかくなのでマスターの付く |
||
写真右側のようなネチョネチョにになったエンジンマウント。こんなひどいマウントは初めて見ました。
中古良品のエンジンマウントと交換し終了のはずでしたが、車検に向けてブレーキの整備をしたいというのは事の始まり。