Youngの再生

H24年秋、友人からYoungSSのベース車の情報が、聞けば意外と近場、1時間かからないところに。
しばらくは屋根下に保管されていたようですが、2~3年前に置き場所の関係上外に放置プレイとのこと。
早速仲間と見に行きました。

エンジンはスバルトさんと一緒に組み上げました。もう何台か組んでいるので難なく組めましたが、やはり緊張しますね。
クランクOH、デフのオイルシール交換、オイルポンプ分解清掃OH、キャブ分解清掃OH、電装品も可能な限り新品に交換。
水冷R-2のオルタネーターを使って電気系統の信頼度もアップ。
無事にエンジンに火が入った時は何度やっても感動ものです。

「塗料のオカジマ」で以前作っておいたSSと同じレモンイエローを塗りました。
写真ではあっという間に完成のように見えますがなかなか艶のある塗装が出来ず何度も塗り直しました。
R-2を塗ってもらった板金屋さんに塗料の調合、吹き方を何回か聞きに行き、少しずつまともな地肌になるようになりました。
一番最後は遊びに来た○○サービスの(元)社長にちょっと吹いてもらいました・・・。

最初はこのまま乗るつもりだったのですが、将来はSSと同じレモンイエローにしようと考えていたので
エンジンルームと運転席フロアだけイエローに塗っておこうと思い、少しずつバラして、磨いて、気が付いたらドンガラ状態。
ブレーキパイプやワイヤー類、フロント足回り、エンジン、室内部品すべて外れてました。
本当はここまでのつもりではなかったのですが・・・。
ボディはほとんどパテを入れなくていい状態、フロアの腐りもほとんど無く、予想以上にいいクルマでした。
ドアの腐りは醜く切り貼り溶接が必要だったので時々遊びに来る○○サービスの(元)社長に板金依頼。(これが一番高かった)
ここまでやるつもりがなかったせいか?一人でこつこつやっていたせいか?全バラして、総剥離、パテ盛り、サフェーサーなど
途中経過の写真があまり見当たりません(涙)

   
     
     
     

植木職人をやっているスバル仲間が、スバルを宙づりにする木枠を
持っていたのを思い出しお願いすると、快諾。
何とか、救出することが出来ました。

車は間違いなくYoungSS。
バンパーの間から木が生えていたり、ボディ全体が苔むしていたり、残念ながらエンジンはオリジナルではありませんでしたが、
何とか再生できるレベル。しかし難題が。四方を囲まれており車が出せません。

協力:356スバル部の皆さん

無事車検もクリア。26年ぶりに路上復帰を無事果たしました。仲間に感謝!!
SSと並べたツーショット。ひよこちゃんが2台になりました。ここまで、引き上げてから約1年。
H26年3月にあったサンロクフェスタでツーリングデビュー。往路はノートラブル順調。
帰路は原因不明のエンジントラブル→積車にて帰宅。
当初はコイルの不良?かと思いましたが、後日、ガソリンタンク内の綿埃のようなゴミによる燃料トラブルと判明。
キャブのニードルの内側にゴミを確認、途中にフィルターを入れるも症状出続けたのでガソリンタンク内にまだゴミがある模様。
近々燃料タンクをもう一度外します。

苔むしたヤング、クレンザーでゴシゴシ洗ってみました。苔の下には錆、あちらこちら塗装が剥げて、特に左右ドアは下部の腐りがひどい。
ただし、ボディの致命的なダメージ無くなんとかなりそうでした。あと1~2年あのまま放置されていたら土に帰っていたかもしれません。
エンジンはリード仕様でした。ヤングSのコンプリートエンジンを所有していたのでヤングS仕様に仕上げることにしました。